コラム

「Arduino検定」のチャレンジ

こんにちは。代表の吉政です。「Arduino検定」はTwitterやFacebookなどで反響を頂きました。様々なご意見がありましたが、その全てが率直な意見であり、大変参考になりました。ありがとうございます。

前回の私のコラム「 Arduino検定を通じて実現したいこと 」も多くの方に読んでいただき、ご意見もいただきました。こちらも感謝しています。ありがとうございました。

Arduinoについても様々な意見があり、期待もあり、その観点で「Arduino検定」についてご意見を頂くことがあります。ここではっきり申し上げたいことがあります。Arduinoはとても可能性があるハードです。Arduinoを活用した検定試験にも可能性がいろいろな方向で存在しています。やりたいこともたくさんありますが、今回、当協会がArduino検定で実現したいと考えているのは、「IoTの人材育成」でもなければ、「Arduinoスペシャリストの育成」でも実はないのです。IoTの認定試験は他にありますし、そもそも私はIoTの専門家でもなければ、その分野に明るいマーケッターでもありません。ましてやArduinoの専門家でもないのです。(私には試験運営の経験と実績はあると思ってはいますので、代表に立候補してここに至っています)

では、そんな私がこのArduino検定で実現したいチャレンジはなにかというと、コンピュータサイエンスの基礎を学ぶ機会を増やすことです。クラウドが普及する中、コンピューターがさらにブラックボックス化していますよね。そもそもメインフレームが主流な時代は大半のシステムをスクラッチで書いていました。この時代のコンピュータエンジニアの皆様は中身を理解したエンジニアが多かったと思うのです。今の時代はもしかしたら、開発はできても技術を知らずに育っている人が多いかもしれないと思い始めたのです。今まで、Linux、XML、PHP、Ruby on Rails、Pythonの試験を立ち上げ、様々な若手の技術者と交流するなかで「もしかしてコンピューターの仕組みを理解していない人が多いのかもしれない」と思い始めたのです。

また、ベテランの技術者の方に「次に学びたい技術は何ですか?」と聞くと、「コンピューターサイエンス」という意見もよく聞きます。 「コンピューターサイエンス」 は高度で広い学問だと思います。これを普及させるのは結構大変そうです。しかも、就職後の技術者に 「コンピューターサイエンス」 を学ばせようとしても時間もお金もかかります。興味があり自発的に学ばないと難しいのではないかと考えました。

そうであれば、 「コンピューターサイエンス」 の基礎に触れて興味を持つきっかけから作れるいのがよいのではないかと考え、Arduinoを活用した 「コンピューターサイエンス」 の基礎を問う検定試験を始めることにしました。幸い、私は一般社団法人BOSS-CON JAPANの代表理事であり、この団体の中でPHP試験とRuby on Rails試験を運営しているので、Arduino検定を作って、彼らに案内すれば、多くのプログラマーに 「コンピューターサイエンス」 の基礎を学ぶきっかけをリーチさせることができるのではないかと思ったのです。具体的な活動はこれからですが、この方向性が私が見ているチャレンジです。

このように書くと「Arduinoの専門家を育成する検定試験はやらないのですか?」という意見もあるかもしれません。「Arduino検定」には可能性があります。多くの人が望めば、 Arduinoの専門家 育成を行います。私には実現できるノウハウがあります。 「Arduino検定」 を実施するからには、私が得意な試験運営でArduinoの普及に貢献できることをやりたいとも考えています。私は技術者ではないですが、民間IT試験を多く立ち上げた経験とノウハウがあります。私は私の得意分野で業界貢献をしたいと思っています。ただ、まずはArduino検定を活用したコンピューターサイエンスの基礎を学ぶきっかけ作りから始めます。まずはここからのスタートです。今後の活動に是非ご注目ください。それでは今日はこの辺で。

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